ミニトマトの栄養はトマトと違う!?
最近ではスーパーで並ぶトマトの種類が以前よりずいぶんと増えましたね。皆さんトマトの種類の違いって知っていますか?ミニトマトとトマトの違いは、まず見た目の大きさ。ナス科ナス属の仲間であることは同じで、果実の大きさには大まかに3段階あります。
- 大玉トマト 200g以上
- ミニトマト 20~30g
上記2者の間に中玉トマト(ミディトマト)があります。
大きさの違いだけなのかな?と思いきや、実はサイズが小さいのに対し、ミニトマトの方がトマトよりも栄養を豊富に含んでいるという違いがあるようです。
ミニトマトの栄養や効能
ミニトマトの栄養成分は、トマトと同成分が含まれています。トマトは緑黄色野菜の中でも代表的な野菜の1つですね。βカロテンを程よく含み、体の中でビタミンAに変わり、抗発がん作用、髪の健康維持、目の健康維持、免疫賦活作用、活性酸素抑制、皮ふ・粘膜の細胞を正常化など、さまざまな効果をもたらします。
そしてトマトといえば、赤い色に含まれる「リコピン」という色素。カロテンの1種なのですが、βカロテンとは異なり、ビタミンAに変化しない栄養素です。その主な働きは抗酸化作用。βカロテンやビタミンEの働きの何倍もの効果を持っていて、美容・美白に欠かせない成分の一つとされています。
トマトは「陰」の食べ物!
漢方では、「体を冷やす食べ物=陰性」「体を温める食べ物=陽性」と言われます。南米原産のトマト。その分類は「極陰性」とされ、暑い地域に住む人間の体を冷ますのに適した果実と言われます。私たち日本人は 体を冷やしすぎないよう、時には温野菜として調理するなど、工夫をして栄養を補給することが大切です。