二日酔い&筋肉痛!翌日に起こる「急性アルコール筋症」とは

お酒の飲み過ぎで翌日に筋肉痛のような症状が出たことのある人はいませんか?
この筋肉痛は、アルコールによって筋線維が破壊されるために起こっているのです。過剰摂取により、筋力低下と筋の萎縮が起こる可能性も!

 

急性アルコール筋症とは?

この筋肉の痛みの正体は、「急性アルコール筋症」と呼ばれる症状で、ジムで体を追い込んだ後の筋肉痛のような感じになります。この筋肉痛は、アルコールによって筋線維が破壊されるために起こっているのです。過剰摂取により、筋力低下と筋の萎縮が起こる可能性も!翌日に筋肉痛のような症状が出たことのある人は要注意かもしれません。

急性アルコール筋症は、筋力トレーニングによって起こる筋肉痛とは大きく違います。筋力トレーニングの場合は、一度トレーニングで傷つけた後の超回復によって、筋線維が成長していくメカニズムになっていますが、このアルコール筋症で傷つけた筋肉は、残念ながら超回復はしません。アルコール分解によってタンパク合成ができなくなった事による損傷なので筋肉は逆に痩せることもあります。

アルコールを摂取すると、筋力低下とともに筋痛、血中へのミオグロビンの溶出、筋線維の部分的壊死などが起こると報告されています。

「慢性アルコール筋症」になる可能性も!

長期に渡ってアルコールを摂取していると、著しい筋力の低下や筋肉痛を実感することはなくなってきます。しかし、筋力低下と筋の萎縮が慢性的に起きているのです。これを「慢性アルコール筋症」と呼び、徐々に、そして確実に筋力が低下していっているのです。1回の飲酒による筋肉へのダメージは、少なくとも細胞を成長させるホルモンの分泌に悪影響を与えるので、少量でも毎日飲むのは避けるべきです。

筋力の低下は、これまでの総アルコール摂取量と比例することが確認されていますので、少量であっても毎日晩酌する習慣のある人は要注意です。

防ぐための方法は?

急性アルコール筋症は、アルコールによってたんぱく質の合成量が阻害されることによって起こります。また、ビタミンDが低下することによっても起こりやすくなるそうです。ある研究では、アルコールはたんぱく質の合成量を40%も低下させることが判明したのだとか。つまり、良質なたんぱく質は破壊された筋肉の再生をスムーズに促してくれるので、プロテインの補給が有効だと言われています。

また、特にアルコールに弱い体質の人は、飲んでいる最中に水を飲むだけでも速やかな排出が促されますので、だいぶ症状が和らぎます。アルコールと同量の水を飲むように心がけることで、翌日の急性アルコール筋症によるつらい症状を軽減することができるのです。さらにスポーツドリンクの摂取がミネラルも補給できるのでより効果的です。

年を重ねるごとにこの症状は出やすくなるようなので、皆さんも日頃から注意しておきましょう。お酒は飲み方をよく理解して美味しく、楽しく、健康的に飲みましょう。

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