📒【9月24日開催】2023年度 第1回ローリング療法研究会のご案内

■ 日程：2023年9月24日（日） 10:00 – 16:00（昼休憩約1時間）

■ 会場：みのはらローリング治療院（川西ローリング健康センター）

■ 定員：10名

■ 持ち物：ジャージ等ローリング施術を行いやすい服、タオル1枚、筆記用具

■ 通常参加費：講師 7,000円　1級 8,000円　2級 9,000円　無級 10,000円　一般 20,000円
（当日会場にて現金でお支払いください）

■ 早割参加費*：上記通常参加費から15％割引となります。
*〈早割〉
　　・8月24日までに申込みされ、参加費をお支払いいただけた方が対象となります。
　　・お支払いはクレジットカード決済(オンライン)となります。
　　・お支払い方法は、メールで参加申し込みをいただいた後、返信メールにてご案内いたします。
　　・原則お支払い後の返金は致しかねますのでご了承ください。

■ 申込：本メールに返信で氏名、級を記載してお送りください(早割を適用されたい場合は、「早割希望」と記載してください)。

■ 申込期日: 2023年9月10日
（定員となり次第申し込みを終了とさせて頂きますのでご了承下さい）

《※ご注意》
・申込された方で申込期日を過ぎてキャンセルされる場合は、キャンセル料として参加費全額を後日お支払いいただきますのでご了承ください(銀行振込となります)。
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当日のスケジュール

［午前の部］10:00 – 12:00
［内容］股関節周囲の痛み – 腸骨筋＋内転筋群で痛み・動作を改善 –
［発表者］蓑原佑斗

　患者さんが股関節痛を訴える場合、痛みの発生箇所は股関節前面(鼠径部)であることが多く、それ以外は大腿部や腰部にかけて痛みが生じることがありますが、関節後面にはあまり出ません。
　股関節は球関節で前後左右あらゆる方向に動かすことができ、その動きに関わる筋の数も多く、二関節筋の作用も考慮すると施術のバリエーションに事欠かない部位でしょう。
　今回は数ある股関節周囲筋の中でも腸骨筋と内転筋群に着目した施術方法について解説します。
　腸腰筋(大腰筋、小腰筋、腸骨筋)の中で、大腰筋に関する研究報告は多くその機能も解明されてきていますが、腸骨筋に関する報告はほとんど見受けられません。腸腰筋の中でも股関節屈曲の主導筋は腸骨筋であるとの研究もあり、歩行・ランニングの推進力を担う腸骨筋の改善は、股関節運動機能向上と痛みの改善に有効だと考えています。
　さらに、股関節の内転と内旋の働きをもつ内転筋群は、前述の腸骨筋と併せて股関節の動作、痛みの改善にとって重要施術ポイントとなります。
　アスリートの股関節動作向上や中高年の股関節痛改善まで、幅広く役立つ内容で講義をさせていただきます。

［午後の部①］13:00 – 14:30
［グループワーク］
［内容］弱圧・強刺激のローリング法

　今回は、比較的表層へのローリングで効果を発揮する施術方法の研究を行います。
　患者さんの症状を取り除くことに一生懸命になると、どうしてもローリングの圧を強めていってしまいがちになります。強い圧でローリングをして良い結果が出れば幸いですが、場合によっては「揉みおこし」のようなデメリットが発生してしまったり、更には炎症を引き起こしてしまったりすることがあります。
　どのような症状の患者さんに対しても優しい圧で効かせられる方がリスクも少なく、安心して施術を行うことができるでしょう。
　我々がローリングする際、強弱どんな圧で施術をしても結局直接触れられるのは皮膚のみです。痛みの改善を目的とした治療を行う際、施術対象とするのは組織ではなく痛みです。つまり、痛みさえ楽にできればいいので、わざわざ強い圧で、より深い筋組織などに効かせようとしなくても痛みは改善できるのではないか？という仮説を立てました。
　施術では軟質、硬質のローラーを使い分け、いかに軽い圧で効果的な刺激を与えられるか研究を行ってみたいと思います。

［午後の部②］14:45 – 16:00
［内容］スポーツローリング

　「20分で仕上げる全身スポーツローリング」を参加者で二人一組となり、お互いに施術をしあいっこします。全身の施術を20分でおこなうため、スピーディーで的確なローリングの技術を要します。
　施術をすることも受けることも、どちらも技術向上のために大切な要素です。特に普段なかなか自身でローリングを受けることがない先生方はこの機会に他の先生の施術を受けて学んでみてください。