📒【1月22日開催】2022年度 第3回ローリング療法研究会のご案内
当研究会はスポーツ障害・コンディショニングのためのローリング施術方法をテーマとし、研究・発表を行っています。
アマチュアからトップアスリートまで、怪我の治療や予防のニーズに応えられる幅広い知識と技術を学びましょう。
また、今年度は「ローリング器具別特訓」と題し、一つのローリング器具に特化した技術訓練を行います。テーマとするローリング器具の施術方法のアイデアを出し合い、施術のバリュエーションを広げてみましょう。
治療技術・知識向上の為にはもちろんのこと、免許昇級の為にもぜひ研究会にご参加下さい。
■ 日程:2023年1月22日(日) 10:00 – 16:00(昼休憩約1時間)
■ 会場:みのはらローリング治療院(川西ローリング健康センター)
■ 定員:10名
■ 持ち物:ジャージ等ローリング施術を行いやすい服、マスク、タオル1枚、筆記用具、5本指ソックス
■ 通常参加費:講師 7,000円 1級 8,000円 2級 9,000円 無級 10,000円 一般 20,000円
(当日会場にて現金でお支払いください)
■ 早割参加費*:上記通常参加費から15%割引となります。
*〈早割〉
- 12月28日までに申込みされ、参加費をお支払いいただけた方が対象となります。
- お支払いはクレジットカード決済(オンライン)となります。
- お支払い方法は、メールで参加申し込みをいただいた後、返信メールにてご案内いたします。
- 原則お支払い後の返金は致しかねますのでご了承ください。
■ 申込:メールにて、氏名・級を記載してお送りください(早割を適用されたい場合は、「早割希望」と記載してください)。
■ 申込期日: 2023年1月15日
(定員となり次第申し込みを終了とさせて頂きますのでご了承下さい)
《※ご注意》
申込された方で申込期日を過ぎてキャンセルされる場合は、キャンセル料として参加費全額を後日お支払いいただきますのでご了承ください(銀行振込となります)。
当日のスケジュール
[午前の部]10:00 – 12:00
[発表者:蓑原佑斗(川西ローリング健康センター)]
[内容]頚部筋・筋膜性疼痛のためのDeep fascia(深筋膜)ローリング
頚部スポーツ障害においては、衝突などによって急性発症する重篤なものに対しての処置や対応がよく論じられます。頚部の急性外傷は検査から処置に至るまで、整形外科的マターであるためローリング療法の施術対象ではありません。しかし、そこまで至らない頚部の筋や筋膜の痛み・痺れ、可動域低下などの慢性外傷はローリングによる回復が期待できます。
頚部は頭部と体幹を繋ぎ、運動自由度の高い部分です。そして重たい頭部を支える頚部は、激しい運動時でも頭がぐらつかないよう支持しているため、種々の力学的負荷がかかることにより痛みを主症状とする慢性外傷が起こりやすくなっています。
筋や筋膜などの軟部組織、骨軟骨組織、そして半月や椎間板と、頚部慢性外傷ではどの部位にフォーカスするかで治療方針も変わってくるかと思います。辛い頚部痛においては、四つ玉で肩上部(僧帽筋)をローリングするだけでは解消できないケースがほとんどではないでしょうか?(頭・頚)板状筋のような深部の筋などに対して細かく正確に決められる技術が求められるでしょう。また、頚部は体幹や上肢との相互作用があるため、それらのバランスをDeep fasciaから改善する施術も必要となってきます。
まず頚部の組織的構造を理解した上で、患者の症状とアライメントを確認し、ローリング器具で施術ポイントを探して的確に決める、といった観点で講義を行いたいと思います。また、本稿はスポーツ障害に限らず、「寝違い」などの一般的な頚部痛に対しても通ずる内容となります。
[午後の部①]13:00 – 14:30
[グループワーク]
[内容]ローリング器具別特訓(ビューティ編)
今回テーマとする器具はビューティです。ビューティ一つあれば全身施術できると言っても過言ではない万能ローリング器です。今回はこのビューティの形状に着目して技術特訓を行いたいと思います。
ビューティのゴムは先端があえて中心には作られておらず、中心よりやや横に位置しています。これによりビューティには鋭角面と鈍角面があり、これら特徴を使い分けることでドーゼの調整が行えます。例えば、決める時には鋭角面で、流すときには鈍角面でローリングできます。
さて、意外と見落としがちなのは、ビューティは初期設定では右手で使用するように組まれています(握ると鋭角面が右に位置する)。これを左手に持って使用すると、ドーゼの使い分けが右手で扱うよりも上手くいかないはずです。
また、ビューティを使う際、いつも右手ばかりでローリングしている先生方も少なからずいるかと思われます。ビューティは左手でも右手と同等に扱えるようになるとローリング施術の幅が広がりますので、左右どちらの手でも使いこなせることが理想的です。
ビューティのスキルアップのための当院オリジナル特訓ドリルで更なる技術向上を目指しましょう。
[午後の部②]14:45 – 16:00
[内容]スポーツローリング
「20分で仕上げる全身スポーツローリング」を参加者で二人一組となり、お互いに施術をしあいっこします。全身の施術を20分でおこなうため、スピーディーで的確なローリングの技術を要します。施術をすることも受けることも、どちらも技術向上のために大切な要素です。特に普段なかなか自身でローリングを受けることがない先生方はこの機会に他の先生の施術を受けて学んでみてください。