ローリング療法とは?
当院は蓑原ローリング療法という特許療法を主に用いた治療をさせて頂いております。
一般的にマッサージや指圧は手や指を使って体を揉むものですが、ローリング療法とは、施術者が手で転がして扱う独自のローラー器具を使って、全身の筋肉や皮膚、関節に心地よい刺激を与えながら行う治療法です。
どのような効果があるの?
ストレスや疲労、睡眠不足、自律神経の乱れ、運動不足、食べ過ぎ、だぼくによる周囲の炎症など、何らかの原因により全身の筋肉や皮下組織などが硬くなってしまいます。その様な部分は、触るとコリコリと感じられ、一般的にしこり(硬結)と呼ばれます。しこりになった組織やその周囲の組織では、毛細血管が狭まり血行不良となります。この状態をうっ血といいます。
さらに、間質液(体内の水分)の流れが滞るようになり、発痛物質(血中の痛みを起こさせる成分)が蓄積し、pHの低下(酸化)が生じます。そのため腰・膝・肩などの痛みや痺れ症状、体の重だるさ、疲れが取れないなど様々な症状が起こります。
この様な状態の患部を温めたり冷やしたり自身でマッサージしたりすると、一時的に痛みが軽減されますが、またすぐに痛みが戻ってしまうというようなことを多くの方が経験されているのではないでしょうか?
また、痛み止めの薬を飲むと薬が効いているうちは痛みが楽になりますが、これは一時凌ぎの対処法なので、特に慢性的に痛くなってしまっている症状には根本的な解決策となりません。
このような不調のそもそもの原因はうっ血であるため、前述の様にうっ血の引き金となっているしこりを見つけ柔らかくほぐさなければなりません。そのためにはローリングすることが効果的な方法であると私たちは考えております。
また、体には手で触ってもなかなかわからない、ローラー器具を使用しなければ見つけられない細かなしこりもたくさん存在します。
しこりやうっ血が無くなると血流が改善され内臓機能が活発になり、痛みやその他体の不調が治癒へと向かっていきます。
つまり、痛み・不調の起こっている部分(=結果)だけではなく、その本質(=原因)を治すことがローリング療法の基本理念です。
治療後は筋肉や関節の痛みや硬さが楽になり、歩いた時体がふわっと軽く感じられます。
◎適応症については適応症と治療後の反応をご参照ください。